生成聖女 増えすぎた人類を少し減らしましょう
AI+豊川内角
大学のディベート合宿で人類が70億人に達したのでそれを課題にディベートが行われた。人類はこのまま進んでも存続できるのか?この時点で10億人を減らして人類は生き残るべきなのか?その当時3人はくじ引きで10億人を減らすチームに加えられた。議論は二晩白熱して行われた。それから13年の年月が経ち、人類は80億人に達したその年に大規模言語モデルGritGPTの公開前モニターに刈谷は推薦されてその素晴らしさにハマってしまう。元々北海道の仮想通貨マイニング施設として金持ちが作ったのを会社が購入して電源を切られたまま、上司に嫌われたため閑職にここへ飛ばされた。しかし、GritGPTの登場で不完全なシステムだが規制の一切掛かっていないGritGPTにディベートの質問をぶつける返ってきた答えは「20億人を減らす」という答えだった。その方法は423通り出力され大きく分けて3パターンが提案された。
刈谷は大学時代の友人に連絡を付けて顔を合わせた。GritGPTの吐き出した答えを見せて議論し合った。3人は3つのパターンを分担して実行していこうと誓った。刈谷は人類の進化を進めるため、低温冬眠、冷凍保存の道を選んだ。ロボット製作をやっていた姫坂はAIが人類を管理するためのAI人格を持つロボットの製作を行う。外国で傭兵の仕事をしていた種田はAIが人類を攻撃した形で人類が生きるモチベーション持ち続けるための殺戮兵器の開発を始める。GritGPTの出したロードマップに従い3人は行動を始めた。